「過疎の断片たち」inソウル レポ(前編)

つい先日、ロボコボのドキュメンタリー映画「過疎の断片たち」が
韓国で上映された時にお世話になった、中央シネマにあるインディ
スペースのウォンさんから電話がありました。

つたない英語と怪しい日本語で言う事には東京国際映画祭の
為に来日し今、六本木にいるとか。

あいにく、僕は愛媛にいるため三好と連絡をとってもらい、
時間があればご飯でも食べましょうってことになりました。

日本に来た際、わざわざ連絡をもらえるなんて嬉しい限りです。
こんにちは!津村です。

というわけで、今日は韓国での上映についてレポートしたいと
思います。


9月30日。前日まで中野で行われたドリームショーでの上映準備に
追われていた僕と三好はほとんど寝ずに、朝の5時半、成田に向けて
出発しました。

今回は、ソウルにあるインディスペースで日本のドキュメンタリー
特集が組まれ、そのプログラムにロボコボの「過疎の断片たち」も
選ばれたため、急遽二人で韓国に行く事に。

今回の上映に関しては特に向こうから招待されたわけでは
なかったので旅行代は自腹なわけです。
とりあえず、安めの2泊3日のパッケージツアーを三好が捜し、
二人で申し込んでの強行ツアー。

そんなこんなで、13時頃ソウルに到着した我々を添乗員さんが
最初に連れて行ってくれたのは免税店でした。
まったく興味のない我々は他の旅行客が買い物を終えるのを
外で待ち、ようやくミョンドンのホテルに着いたのが15時半。

その後、一休みし上映されているインディスペースへ。
とりあえず中に入ってみると、まず目に入ったのがこの写真。

kankoku1.jpg

状況が分からなければ、武装地域で誘拐された邦人旅行者に
関する捜索願にしか見えませんが、どうやら明日の上映に
合わせて僕らが舞台挨拶することを急遽告知してくれた模様。

そして、こちらが明日「過疎の断片たち」が上映される
「INDIE SPACE」の入り口。

kankoku3.jpg

実はこのインディスペースがある中央シネマはシネコンになっていて
韓国映画が上映されるスペースが2つと日本の商業映画が上映
されるスペースが3つ。そして、自主映画が上映されるインディ
スペースの計6つの映画館が入っているのです。

こんな感じで、常時、商業映画が公開されているスペースで
自主映画が気軽に見られるという環境は日本にはないシステムで
非常に興味深いです。

日本の映画も韓国ではかなり人気があるようで沢山のお客さんが
来てます。
後から聞いた所、今ソウルではオダギリジョーと上野樹里、
そして蒼井優が人気だそう。

ともかく、到着した我々はインディスペースのスタッフに会い、
お土産に持ってきた「信玄餅」を渡し、つたない英語で打ち合わせ。
こういう時が来るならもっと英語やっときゃ良かったとほんと
思います。やっぱり意思の疎通に共通の言語って言うのはきわめて
重要になってきますね。

とりあえず、大体の打ち合わせを終えたので僕らはインディ
スペースで現在上映されてる映画を鑑賞させてもらう事に。

上映まで少し、時間があったので三好と二人で射撃場に行き、
マグナムを実弾射撃。ほんとはワルサーP38を打ちたかったけど
店員さんに「男ならマグナム!」とよくわからないすすめを受けての
マグナム発射です。

正直、2発打ったくらいでもうやめたいと思うくらい拳銃の威力に
びびりました。。
やっぱりこんなもん民間人が所持しちゃいかんです。
あまりの威力にまともに的に当てる事もできませんでした。

その後、焼き肉を食べ、インディスペースに戻り映画鑑賞。

映画も終わったのでソウル市内をぶらつき、明日の舞台挨拶の
打ち合わせを三好と二人で。

22時頃ホテルに戻ると、三好は最近の激務で疲れ果て、すぐに
眠ろうとするので、僕は一人でカジノに行く事にしたのでした。

こうして、ようやく韓国での初日を終えた我々は、明日いよいよ
ロボコボの上映を迎えることとなったわけです。

つづく。


http://robo-kobo.com/

コメント